シェルブレイクと紫ラインボーナス

シェルブレイクと紫ラインボーナス

目次

前置き

アルクリスタにおける紫ライン。
モンクで紫ラインを採用している方は多いと思います。

多くの場合、採用理由はオートスキル発動率の確保、しかし、紫6ラインの増加量はたったの2%!

それでもオートスキル発動率を効率的に確保できる装備は限られているため重宝されています。

ところが、とあるブログにて気になる記述を見つけました。

それは、紫6ラインにおいて、
ライン強化のステータスポイントを振らないとシェルブレイク発動率が大幅に下がる
といった旨のもの。

BlbとRlbを100ずつ振った場合、無振りとのオートスキル発動率の差は4%
シェルブレイク発動率はオートスキル発動率3%ごとに1%変化するといわれているため、
200ステポを割いたとしても、シェルブレイク率換算では1%、よくても2%の増加にとどまります。

これはブログの記述と矛盾します。

仮に、これを真とすると
紫ラインボーナスにはシェルブレイク率増加の補正がある可能性が示唆されます

以降は、紫ラインにシェルブレイク率補正はないという否定的な立場から、検証結果と矛盾しないことを確かめていきます!

事前検証

まずは、紫ライン補正のない状態のシェルブレイク率を検証します。
尚、検証の都合によりシェルブレイクのスキルレベルは1です。

先人の検証によれば、シェルブレイクSl1の基礎発動率は18%と予想されるため、実際に確かめてみます。

【Case1-1】
▲ヘイリオス… 5%
◇ジドゥⅡ… 7% × 2
◇竜帝… 5%
◇ケラヴィノス… 1% × 2
スィモスケルトイ… 12%
スルビニアバッジ… -100%
☆自動2… 2%
フェイスSl2… 6%
———————
合計… -54%
シェル率換算… -54% / 3 = -18%
※ マーシャルアーツ未習得

→ シェルブレイク発動せず

【Case1-2】
▲ヘイリオス… 5%
◇ジドゥⅡ… 7% × 2
◇竜帝… 5%
◇ケラヴィノス… 1% × 2
スィモスケルトイ… 12%
スルビニアバッジ… -100%
☆自動1… 1%
☆自動2… 2%
フェイスSl2… 6%
———————
合計… -53%
シェル率換算… -53% / 3 = -17% (切り捨て)
※ マーシャルアーツ未習得

→ シェルブレイク発動

上記より、まずは素のシェルブレイク発動率が18%とわかります。

紫ライン検証

それでは、実際に紫ライン採用時のシェルブレイク発動率を確認します。
Blb、Rlbにも100ずつステータスポイントを振ります。

アルクリスタ紫ライン ライン強化ステータス

紫ラインにより、オートスキル発動率が6%増加するため、装備はCase1と比較して6%少ない構成にしています。

【Case2-1】
▲ヘイリオス… 5%
◇ジドゥⅡ… 7%
◇竜帝… 5%
◇ケラヴィノス… 1% × 2
スィモスケルトイ… 12%
スルビニアバッジ… -100%
☆自動2… 2%
☆自動1… 1%
フェイスSl2… 6%
紫6ライン… 2%
Blb100… 2%
Rlb100… 2%
———————
合計… -54%
シェル率換算… -54% / 3 = -18%
※ マーシャルアーツ未習得

→ シェルブレイク発動(!?)

シェル率を-18%しているはずなのに、シェルブレイクが発動してしまいました。
これは本当に隠し補正が…!?

検証を実施したのは日曜日です。
曜日ボーナスを失念していました。
(日曜日は全色ラインボーナスアップ)

紫6ラインの場合、曜日ボーナスによってオートスキル発動率が1%増加します。
これを考慮して再度検証を行います。

【Case3-1】
▲ヘイリオス… 5%
◇ジドゥⅡ… 7%
◇竜帝… 5%
◇ケラヴィノス… 1% × 2
スィモスケルトイ… 12%
スルビニアバッジ… -100%
☆自動2… 2%
フェイスSl2… 6%
紫6ライン… 2%
Blb100… 2%
Rlb100… 2%
曜日ボーナス… 1%
———————
合計… -54%
シェル率換算… -54% / 3 = -18%
※ マーシャルアーツ未習得

→ シェルブレイク発動せず

【Case3-2】
▲ヘイリオス… 5%
◇ジドゥⅡ… 7%
◇竜帝… 5%
◇ケラヴィノス… 1% × 2
スィモスケルトイ… 12%
スルビニアバッジ… -100%
☆自動2… 2%
☆自動1… 1%
フェイスSl2… 6%
紫6ライン… 2%
Blb100… 2%
Rlb100… 2%
曜日ボーナス… 1%
———————
合計… -53%
シェル率換算… -53% / 3 = -17% (切り捨て)
※ マーシャルアーツ未習得

→ シェルブレイク発動

今回は想定通りの結果となりました。

紫ラインボーナスの効果にシェルブレイク発動率が含まれないとしても矛盾は生じません。

余談

紫6ラインの2%にBlb、Rlbの各2%を加算するような記載をしていますが正確ではありません。
ラインボーナスに設定されているのは最大値で、ステータスポイントの最大値に対する
現在のステータスポイントの割合で実際の効果量が算出されています。

先人の検証ではボーナス無振りの効果量を基準としていたため、
緑ラインにおける絶対回避/魔法回避の効果が正確に算出できていませんでした。
最大の効果量が10%に設定されているため、無振り8ラインの効果量はその1/3、
つまり、3.333….%の循環小数になります。

まとめ

紫ラインボーナスにシェルブレイク発動率が含まれている可能性は低いです。

特に面白味のない結果となりましたが、体感と実測データが一致しないことはままあるので
時には自分を疑ってデータをとってみるのも大事かもしれません。

1件のコメント

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